身体を整える その２（「僕たちの身体はどうして辛くなるのか？」）

皆さんは「整体」に行かれたことは有りますか？もちろんこのブログを読んで頂いていると言うことは整体経験有の方がほとんどだと思います。

「整体」についてはひとりひとりのイメージがありますので「絶対こうだよ！」って言うことではないのですが、身体のケアに携わる立場として、皆さまにどこの整体の施術にいっても、今よりももっと良くなって行って頂けますように「身体を整える」ことについて僕の考えを５、６回に分けてお話していきたいと思います。少しでも参考にして頂ければ幸いです。今回は２回目です。

前回のその１はこちらからどうぞ

京都・四条烏丸　ボディシェイキングスタジオ　クレインの代表タディこと鶴山直史（タダシ）です。今日のブログにご訪問頂きましてありがとうございます。(^^)/　

身体のコリがの辛さと言うのは、人それぞれの原因があるもんなのですが、基本的なパターンっていうのも有ります。その１でお伝えした身体を筒にしている縦に重なった３つの腔（くう）の形が潰れて行くことで身体の筋肉が引っ張り合いになり、不調が出て来て、長引くとひどくなって痛みに変わって行きます。下の図は腔（くう）が潰れている身体です。

一般的に言われている「悪い姿勢」ですね(^^;

上の比較図を見てもらえるとウィークポイントの嵐ですね。筋肉達のバランスが崩れて引っ張り合いが起こり、力の弱い筋肉は過緊張の末、硬直して違和感、痛みが起こります。

首肩、肩甲骨背中、腰などの違和感や痛みは主に筋肉の硬直が原因です。

上半身の違和感や痛みは食い縛りや巻肩、腕のネジレが原因になっていることが多いですし、稀に背中、腰も上半身の硬直が原因の時もあります。

腰は大体お尻や脚の硬直からくることが多いですね。

皆さんは辛い所、痛みのあるところに原因があると思ってしまうと思いますが、実はそういう痛みはそこから離れたところに原因が隠れていたりすることも多いんです。なので、痛みの所だけケアしても原因を作っている所のケアができないとまたすぐに戻って来てしまいます。

腔が潰れると身体に不調が出てくると分かって頂けたと思います。知らず知らずのうちに良い姿勢が出来なくなっていると身体のどこかの部分が硬直している目安になると思いますよ(^_-)-☆

硬直している筋肉は軽く抑えただけでも信じられない位「痛い」ので見つける目安にはなると思います。そういうところを見つけたら、ついグリグリしたくなると思いますが、まずは患部を優しく手で触れたまま２回程深呼吸して、その近くの骨を動かして筋肉を動かしてみて下さい。

何度か繰り返して行くことで違和感や痛みは治まって行くかもしれません。触れて、呼吸、揺らすの３ステップですね(^^♪

これは、僕たち人間がいつも無意識にやっているケア方法と同じなんですよ。皆さんは生活している中で机や椅子の脚に足の指をぶつけた経験は有りますよね？「ガン！！」とぶつけると「うぎゃーーーーっ」って痛みが走ります(T_T)

その後に自分の手でぶつけて痛みのある患部に触れます。触るか触らないかくらいの絶妙な加減で触れれます。すると、骨が折れたりしていなければ痛みは自然に消えていきます。しばらく触っているともう全然痛くなくなりますよね(^^♪

こういうことなんですよ。これも僕はリンパケアだと思っています。小さい時には親や兄弟に痛い所をスリスリしながら「痛いの痛いのとんでけ～」ってやってもらうだけで本当に痛くなくなりましたよね？(笑）今から思うと、これは人にケアをしてもらっていたことになります(≧▽≦)

ちょっと「痛み」について余談なんですが、「痛みは取り除いてはいけません」と佐藤青児先生はおっしゃいます。「痛み」＝「赤信号」ということなんですね。信号機から赤信号がなくなってしまうと交通がマヒして大変です。

大事故が起こらない為にも「赤信号」は必要ですし、病気とかにならない為に「痛み」の感覚は必要なんだということです。今、痛みと戦っておられる方には申し訳ない例え話ですが、「違和感や痛み」は身体に不具合が起こっている証拠なんですね。

身体のゆがみやネジレから腔が潰れて中の空間が狭くなって、内臓の動きが悪くなって病気になることもありますので(^^;身体のコリの違和感、痛みにお悩みの方はしっかりと根底から原因になっている部位のケアをして下さい。

そのためにも、今よりも少しは身体の知識を持って頂いて、セルフケアと自分に合う施術をしてくれる施術家を見つけて頂きたいと思います。

クレインでは毎月始めの土曜日にさとう式リンパケアの無料講座を開催しています。そちらに参加して頂けるとリンパケアの事や僕の施術などを体験して頂けるようにしていますので、いきなり施術の予約を入れて来てもらわなくても判断してもらえると思います(^^♪

はい。第二回目は「身体が辛くなる原因」と少し「ケア方法」について書いてきましたが、なんとなくでも理解してもらえましたでしょうか？

次回の第三回目はより深い「ケア方法」についてお伝えしていきますので楽しみにしておいてくださいm(_ _)m

その３へはこちらから。